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ドイッチュラント (客船・2代) : ミニ英和和英辞書
ドイッチュラント (客船・2代)[よ, しろ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [きゃく]
 【名詞】 1. guest 2. customer 
客船 : [きゃくせん]
 【名詞】 1. passenger boat 
: [ふね]
 【名詞】 1. ship 2. boat 3. watercraft 4. shipping 5. vessel 6. steamship 
: [よ, しろ]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 

ドイッチュラント (客船・2代) : ウィキペディア日本語版
ドイッチュラント (客船・2代)[よ, しろ]

ドイッチュラント()は、ハンブルク・アメリカ・ラインen(略称 HAPAG/ハパグ)が所有していた客船。2度の改名を経て25年間使用され続けた。
== ドイッチュラントとして ==
ハンブルク・アメリカラインの社長であるアルベルト・バリーン enの構想では、ブルーリボン賞を奪取するような高速船就航する予定は無かった。その代りに低速ではあるが、大型で貨客を多く輸送でき、かつ豪華で快適な船内サービスを提供可能な船隊で、同業他社に対抗しようと考えていた。ハンブルク・アメリカ・ラインの重役陣は北ドイツ・ロイド・ライン(略称 NDL en)客船「
カイザー・ヴィルヘルム・デア・グロッセ]」の成功をみて、最高速船の就航が営業戦略上有利とみるとアルベルト・バリーンに新造船建造を具申した。これは新興ドイツ帝国の国威発揚と会社のイメージアップに寄与できる、と揺動も加えた。しかしアルベルト・バリーンは、時の皇帝、ヴィルヘルム2世の経済政策アドバイザーでもあり、「カイザー・ヴィルヘルム・デア・グロッセ」が王室と政府からの特別助成を受け、有事には仮装巡洋艦に転用する条件で建造された事情を知る立場として、通常の政府航路助成金と自社資金で賄うブルーリボン賞記録に適う高性能の新造船建造は、同じ特別助成は期待できず、予算度外視に等しい割高な船体価格に見合う収益計上には懐疑的だった。ときには世界初の大型クルーズ専用客船を新造するなど大胆な決断をするアルベルト・バリーンだったが計画的な経営戦略が信条で、この一過性のプランは受け入れられないものだった。ところが、予定外の米西戦争に自社船売却から余剰金が発生し、その代金を口実に迫る重役達に押しきられ渋々ながら本船の建造を決定してしまう〔「カイザー・ヴィルヘルム・デア・グロッセ」建造のフルカン・シュテッティン造船所に発注された。〕 。周囲希望に沿った船名「ドイッチュラント」を授け1900年に進水した。
予定通り大西洋横断を5日弱で成し遂げ、客船カイザー・ヴィルヘルム・デア・グロッセからブルーリボン賞を奪った。ハンブルク・アメリカ・ラインの所有する船舶で唯一煙突が4本取り付けられている船であり、全長684フィート、全幅67フィート、総トン数16,502トン、巡航速力22ノットで一等、二等、三等客を合わせた2,050名を運ぶことができた。
ドイッチュラントは高速ではあったが、決して快適とは言えなかったため乗客には不人気だった。一番の理由は激しい振動があり乗り心地が悪かったことにある〔船幅も狭くローリングの激しさも格段だった。〕。これはライバルのカイザー・ヴィルヘルム・デア・グロッセとほぼ同じくらいの船体サイズ に、石炭焚きレシプロ機関でそれより6,800馬力も大きいエンジンを搭載したためであった。〔カイザー・ヴィルヘルム・デア・グロッセの船体設計を流用し、出力増加を排気量拡大に求めたレシプロ機関という急造が元凶だったが、これ以降も船体設計と機関による複合的な振動問題はモーリタニア(船体強度)、ノルマンディー(こちらはスクリューに起因した。)で発生した。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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